インプラント

総入れ歯が合わない……全部の歯がなくてもインプラント治療はできる?

皆さま、こんにちは。
宝塚市東洋町の歯医者【宝塚いしもと歯科】です。

 

年齢を重ねると、ご自身の歯の本数は少なくなる傾向にあります。
75歳以上の後期高齢者の方をみてみると、残った歯の本数の平均値は16本で、すべての歯を失って「総入れ歯」を使われている方も約3割いらっしゃいます。


参照:厚生労働省e-ヘルスネット「歯の喪失の実態」 >

とはいえ、使用している総入れ歯が、「しっかり噛めない」「外れやすい」「違和感がある」といった悩みを抱えている方も少なくありません。
「インプラントは自分の歯のようにしっかり嚙めるって聞いたけれど、全部の歯がない人でも使えるのかな?」と思われている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、すべての歯を失った方でも可能なインプラント治療について解説します。


宝塚いしもと歯科のインプラント >

 

院長

石本院長

経歴
清風高校 卒業
北海道医療大学 卒業
神奈川歯科大学歯学部附属病院にて臨床歯科研修
神奈川県大手医療法人にて勤務
静岡歯科 勤務
医療社団法人愛誠会 東初富アモール歯科クリニックにて分院長として勤務
宝塚いしもと歯科 開院

医院名:宝塚いしもと歯科
所在地: 〒 665-0032
兵庫県宝塚市東洋町5−3
万代東洋町店の敷地内

 

 

全部の歯を失った場合でもインプラントは可能

全ての歯が失われた状態で、総入れ歯を入れているような方でもインプラント治療を受けることは可能です。
当院では、顎の骨に埋入した4~6本のインプラントで、すべての歯が一体化された人工歯を支える「オールオン4」や「オールオン6」、さらに、上下それぞれに最少2本のインプラントを用いることで入れ歯を支える「インプラントオーバーデンチャー」といった治療法を提供しています。

 

インプラント治療とは

そもそも、「インプラント治療」とはどのような治療法なのでしょうか。
インプラント治療は、失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。
天然歯に近い見た目とかみ心地を再現できるのが特徴で、しっかりと噛む力を取り戻せるため、多くの方に注目されています。

・しっかり噛める
・見た目が自然で美しい
・違和感が少ない
・残っている歯への負担が少ない
・顎の骨が痩せるのを防ぐことができる

といったメリットがある一方、外科手術で顎の骨に直接人工歯根を埋め込むため、顎の骨が少ない方や持病がある方などは、治療を受けられないことがあるのが現状です。

 

 

少ない本数のインプラントで全ての歯を支える方法

それでは、すべての歯がない場合のインプラント治療にはどのようなものがあるのでしょうか。
当院では、少ない本数のインプラントですべての歯を支える「オールオン4・オールオン6」という治療法をご用意しています。

 

オールオン4・オールオン6

上下の歯列全体を「4本」や「6本」のインプラントで支える方法です。
これらの治療法は、少ない本数のインプラントですべての歯を支える方法で、少ないインプラントの本数ですべての歯を支えることが可能です。

 

オールオン4は、片顎につき4本のインプラントで、オールオン6は片顎につき6本のインプラントで支えます。
オールオン4は、インプラントを斜めに埋め込むことで、噛む力を均等に配分できるので、骨が少ない方でも適用しやすい治療法です。
オールオン6は、6本のインプラントを埋め込むため、顎の骨がしっかりしている方に適しており、インプラントの支えが増えて噛む力がより強く安定する傾向にあります。

 

オールオン4やオールオン6が登場する前は、すべての歯を失った方がインプラント治療を受ける場合、1本ずつインプラントを埋め込む方法が一般的でした。
たとえば、10本歯を失った場合は10本のインプラントが必要だったのです。
オールオン4やオールオン6の登場により、必要なインプラントの本数が大幅に減少できるようになりました。

 

メリット

オールオン4・オールオン6のメリットは以下のものがあります。

・少ないインプラント本数で固定式の歯を入れられるため、手術の負担が軽減される
・治療期間の短縮につながる
・治療にかかる費用が軽減できる
・固定式なので外れる心配がない
・しっかり噛めて見た目が自然
・斜めに埋め込むオールオン4の場合、顎の骨が少ない方でも治療しやすい
・インプラントが骨に刺激を与えるため、顎の骨の吸収を抑えられる

オールオン4とオールオン6、どちらが適しているかは、骨の状態や噛む力・費用などを考慮して歯科医師と相談しながら選択しましょう。

 

注意点

オールオン4やオールオン6には多くのメリットがありますが、いくつかの注意点もあります。
治療を検討する際には、以下のポイントを理解しておくことも大切です。

・自由診療となるので、保険診療の総入れ歯に比べると治療負担は大きくなる
・インプラントが顎の骨と結合するまで時間がかかる
・骨の量が少ない場合は、骨を増やす治療が必要になり、さらに治療期間が長くなる
・顎の骨量が極端に少ない場合は適応できないこともある
・セルフケアと定期メンテナンスが必須

 

 

最少2~4本のインプラントを支えに入れ歯を固定する方法

次に、上下それぞれに最少2本のインプラントを埋め込み、それを土台にして入れ歯を安定させる治療法を紹介します。
通常の入れ歯は歯ぐきの上にのせるだけですが、この治療法は、インプラントで固定する入れ歯です。

 

インプラントオーバーデンチャー

この入れ歯を「インプラントオーバーデンチャー」といいます。
上下それぞれに最少2本のインプラントを埋め込み、その上に取り外し可能な入れ歯を装着する方法です。
インプラントで入れ歯を固定するため、従来の入れ歯よりも安定性が高く、食事や会話のストレス軽減につながります。

 

さらに、取り外しが可能なため、清掃やメンテナンスが比較的容易で、お口の中を清潔に保ちやすいといったことが特徴です。
インプラントオーバーデンチャーは、

・上下の顎の骨に上下それぞれ最少2本のインプラントを埋め込む
・インプラントに「アタッチメント」をつける
・入れ歯の裏側に特殊な装置(マグネットやスナップ式の装置)を組み込む

といった仕組みになっており、入れ歯を装着するとインプラントにカチッとはまって、ズレにくくなります。

 

メリット

インプラントオーバーデンチャーには、以下のようなメリットがあります。

・入れ歯がズレにくく、外れにくい
・しっかり噛めるので食事を楽しめる
・顎の骨が痩せるのを防げる
・インプラントの本数が少なく済むので、手術の負担を軽減できる
・入れ歯を取り外して清掃できるため、お口の中を清潔に保ちやすい

 

注意点

インプラントオーバーデンチャーの注意点は以下のものです。

・自由診療となるので、保険診療の総入れ歯に比べると治療負担は大きくなる
・インプラントが顎の骨と結合するまで時間がかかる
・骨の量が少ない場合は、骨を増やす治療が必要になり、さらに治療期間が長くなる
・顎の骨量が極端に少ない場合は適応できないこともある
・セルフケアと定期メンテナンスが必須

 

 

顎の骨量が少ない場合は?足りない骨を補う治療法

インプラントは、顎の骨に直接人工歯根であるインプラント体を埋め込むため、顎の骨量が少ないと外科手術が行えないケースがあります。
骨の量が少ないとインプラントが十分に埋まらず、ぐらついてしまったり、強く噛む力に耐えられなくなったりするからです。

 

けれども、顎の骨が痩せてしまっている場合でも、「骨造成」といわれる治療を併用することでインプラント治療が可能になることがあります。
当院が行っている骨造成には、以下のような方法があります。

 

サイナスリフト

サイナスリフトとは、頬骨の裏側にある副鼻腔の一つである「上顎洞(じょうがくどう)」の底部を持ち上げ、骨の高さを増やしてそのスペースに骨補填材(ほねほてんさい)を充填する治療です。
上顎の奥歯部分で、骨の高さと骨の厚みが極端に不足している場合に行われます。
これによって、インプラントを安定して埋入できるようになり、長期的な成功率の向上が期待できます。

 

ソケットリフト

インプラントを埋める部位に骨を補充する手術で、サイナスリフト同様、上顎の骨量が不足している場合に行われます。
インプラントを埋め込むには骨の少し不足している場合に適用される治療です。
サイナスリフトとソケットリフトのどちらの手術が適しているかは、骨の状態によって選択されます。

 

GBR(骨誘導再生法)

人工材料を使って骨を再生させる方法で、インプラントを埋入するために必要な骨の量が不足している場合に行われます。
顎の骨が少ない部分に、自家骨や人工の骨補填材を入れて、人工の膜で覆い、骨の形成を担う細胞である骨芽細胞(こつがさいぼう)を増やして骨の生成を促進する治療法です。
これにより、インプラント治療や骨移植後の骨の再生がスムーズに進み、治療の成功率の向上が期待できます。

 

 

「すべての歯がない……」そんな場合もインプラント治療は当院までご相談ください

総入れ歯が合わずにお困りの方でも、インプラント治療によってストレスの少ない生活を取り戻すことが可能です。
スーパーマーケット「万代 宝塚東洋町店」の1階にある歯医者【宝塚いしもと歯科】では、全部の歯を失った方でも、顎の骨量や健康状態に応じて適切な治療方法をご提案いたします。
「総入れ歯がどうしても合わない」「もっと快適に食事や会話を楽しみたい」という方は、当院までご相談ください。
当院では、インプラント治療の経験が豊富な院長が手術を行っています。
シュミレーションソフトの活用でより安全性を重視した手術で、できるだけ負担を軽減した治療を行いますので、インプラントのことなら当院にお問い合わせください。

 

当院は、万代の駐車場をご利用可能で、お車での通院が便利です。
また、阪急「逆瀬川駅」が最寄り駅で、阪急バス「宝塚市役所前停留所」から徒歩2分、阪急バス「御所前停留所」から徒歩1分と、公共交通機関での通院も可能です。


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