インプラント

インプラント治療の前後は禁煙したほうがいいの?たばこが与える影響

皆さま、こんにちは。
宝塚市東洋町の歯医者【宝塚いしもと歯科】です。

インプラントは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込む外科手術を行い、その上に人工の歯を装着する歯科治療です。
失った歯の機能を補うための選択肢の一つで、見た目や機能が天然の歯に非常に近いという特徴があり、多くの人に注目されています。

インプラント治療を考えている方の中には、「たばこを吸っていてもインプラント治療はできるのかな?」と心配されている方がいらっしゃるかもしれません。
「インプラント治療をするなら禁煙しないといけない」という話を聞かれた方もいらっしゃるでしょう。

たばこが身体にさまざまな悪影響をおよぼすことはよく知られていますが、お口に与える影響も大きいものがあります。
インプラント治療を考えている方にとって、「たばこ」はインプラントがどれくらい長持ちするかどうかにも関わる重要な要素なのです。
今回は、たばこがインプラント治療に与える影響と、禁煙の重要性について説明します。


宝塚いしもと歯科のインプラント >

院長

石本院長

経歴
清風高校 卒業
北海道医療大学 卒業
神奈川歯科大学歯学部附属病院にて臨床歯科研修
神奈川県大手医療法人にて勤務
静岡歯科 勤務
医療社団法人愛誠会 東初富アモール歯科クリニックにて分院長として勤務
宝塚いしもと歯科 開院

医院名:宝塚いしもと歯科
所在地: 〒 665-0032
兵庫県宝塚市東洋町5−3
万代東洋町店の敷地内

インプラント治療をされる方は禁煙をおすすめしています

インプラント治療をされる方は、治療の前後は禁煙が基本です
一般的に、手術日の2〜3週間前からたばこを控え、手術後3ヶ月ほど禁煙していただくのが理想です。
通常のたばこはもちろん、加熱式たばこや電子たばこも控えることをおすすめしています。

また、インプラントを長くご使用いただくためには、治療後も禁煙を続けることをお願いしています
この禁煙をきっかけに、少しずつでも本数を減らして、たばこをやめることを目標にしましょう。

たばこがインプラント治療に与える3つの影響

たばこがインプラント治療に与える大きな影響を3つ紹介します。

【影響1】インプラントと顎の骨が結合しにくくなる

インプラントは、顎の骨に固定されることで、天然の歯と同じように食べものを噛むことができます。
インプラントと骨がうまく結合していないと、しっかり噛むことができず、ぐらつきや違和感が生じてしまうことがあるのです。

たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させ、血流を悪化させる作用があります。
たばこを吸っていると、インプラントと骨とが結合するために必要な血液供給が妨げられ、インプラントの定着が難しくなる可能性があります
骨とインプラントがしっかり結合するためには、血流が正常であることが重要なのです。

【影響2】歯周病の感染リスクが高まる

たばこはインプラント周囲の血流を悪化させ、インプラント周囲炎のリスクを高める原因になります
喫煙者は非喫煙者に比べ、歯周病にかかりやすいことが知られています。
また、

・歯周病が悪化しやすい
・歯周病の治療効果が低い
・治療後の治りが悪い

といったこともわかっています。


(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「喫煙と歯周病の関係」) >

インプラントも、歯周病と同じように歯周病菌による感染で「インプラント周囲炎」を引き起こすリスクがあります。
「インプラント周囲炎」とは、インプラントを支える顎の骨や歯ぐきに炎症が起きる病気です。
お口のケアが不十分な場合に起こりやすいとされています。
インプラントは、天然の歯よりも感染の進行が早いため、より丁寧なケアが必要です。
インプラント治療後に最も気をつけないといけない症状の一つで、放置するとインプラントがぐらついたり抜け落ちたりするリスクがあります。

【影響3】骨の再生や修復を妨げる

たばこは、骨の再生や修復を妨げることがあります
インプラント治療を成功させるためにはインプラント体が顎の骨にしっかり結合し、その周囲で骨が再生することが必要です。
インプラント体の素材は「チタン」で、人間の身体になじみやすく、骨と直接結合する特徴があります。
インプラント体を埋入すると、その周囲で新しい骨が形成され、徐々にしっかり固定されていくのです。

この結合が成功することで、インプラントはしっかりと顎の骨に支えられ、天然の歯と同様の安定感を得ることができます。
けれども、たばこは、この「骨の再生」や「骨の修復」を妨げることがあるのです。

禁煙はインプラントを長持ちさせる重要な要素

インプラントは、一般的な歯科治療とくらべて治療期間が長くなります。
また、保険が適応されず、自由診療となるため、治療費の負担が大きくなりがちです。
時間も費用もかかるインプラント治療ですから、「できるだけ長持ちさせたい」と思われますよね。
たばこをやめることは、インプラント治療を長持ちさせる重要なポイントといえます

禁煙のメリット

それでは、インプラント治療をされる方にとって、禁煙をするメリットはどのようなものがあるでしょうか。
おもなものを3つ紹介します。

インプラント手術後の傷が早く治りやすい

禁煙することで血流が改善されるため、インプラント埋入後の傷の治癒が早くなる可能性があります。
骨とインプラントの結合も促進され、長期間にわたって安定した状態を保てる効果が期待できます。

インプラント周囲炎に感染するリスクが低下する

たばこには多くの有害物質が含まれており、それらが体内に入り込むことで免疫機能が低下し、細菌やウイルスに対する防御が弱くなります。
禁煙をすると免疫機能が改善するので、インプラント周囲炎に感染するリスクが減少します。

ここで、ある調査を紹介しましょう。
インプラントを埋入した89名の患者を対象にした研究によると、治療後約5年後にインプラント周囲炎を発症したのは10名で、そのうち8名が喫煙者だったという報告があります。


(参考:J-STAGE日本口腔インプラント学会第29巻4号「インプラント周囲炎に関連する全身的リスクファクター」p18-222より) >

インプラントは、治療後のメンテナンスが非常に大切です。
治療後のケアが不十分であれば、たばこを吸っている、吸っていないに関わらずインプラント周囲炎に感染するリスクがあります。
けれども、「禁煙」はインプラント周囲炎に感染するリスクを軽減する一つの選択肢だといえます。

骨の代謝がよくなり、インプラントが定着しやすくなる

骨は、一定の周期で骨を壊す「骨吸収」と、骨を作る「骨形成」をバランスよく繰り返すことで、健康な歯を維持しています。
これを「骨代謝」といいますが、喫煙はこの「骨形成」を阻害し、骨密度を低下させる原因になります。

インプラント治療では、顎の骨の状態が非常に重要です。
骨の厚みや骨密度が十分でないと、インプラントを埋入する前に顎の骨の再生を促す「骨造成」が必要になりますし、骨の状態によってはインプラント治療ができないこともあります。
禁煙することで、骨の質が向上し、インプラントがしっかりと固定される土台を作り出せるようになることが期待できるのです。

たばこが引き起こすさまざまなお口のトラブル

たばこは、インプラント治療だけでなく、お口全体にさまざまな悪影響を及ぼします。

むし歯や歯周病になりやすい

たばこに含まれるニコチンなどの有害物質は、唾液腺に影響を与え、唾液の分泌を減少させます。
唾液はお口の中を洗い流して、細菌や食べかすを取り除く働きがあるため、唾液の量が少なくなることで、それらの作用が働かずむし歯の原因になるのです。
また、唾液が減少してお口の中が乾燥しやすくなると、歯周病菌が増殖しやすくなり、歯周病のリスクも高くなります。

口臭

唾液はお口の中の食べかすや細菌を洗い流すため、口臭を防ぐ役割も果たします。
けれども、喫煙によって唾液が減少すると、これらの物質がお口の中に残り、口臭を発生させる恐れがあります。

歯の黄ばみ

タバコにはニコチンやタールといった有害物質が含まれており、たばこを吸う人は、これらが歯の表面に付着することで歯が黄ばみます。

歯ぐきの変色

喫煙は、歯だけでなく歯ぐきの変色も引き起こします。
これは、タバコに含まれる有害物質が歯ぐきの血管や細胞にダメージを与えるためです。
喫煙による特有の変色現象で、たばこの影響で歯ぐきへの血流が悪くなることから、歯ぐきに十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、歯ぐきが変色する原因になるのです。

味覚の変化

たばこは舌に直接影響を与え、味を感じる味蕾(みらい)の機能を低下させることがあります。
たばこの煙に含まれる有害物質が味蕾にダメージを与えるため、味覚が鈍くなり、食べものや飲みものの味を的確に感じ取ることが難しくなるのです。

がんリスクの増加

たばこの煙には5000種類以上の化学物質が含まれており、多くの発がん性物質も含まれています。
喫煙との因果関係が明らかになっているがんの中に「口腔がん」もあります。
「口腔がん」とは、舌や歯ぐき、頬の粘膜など、口内に発生するがんのことです。


(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「喫煙とがん」) >

また、たばこを吸っている本人だけではなく、周りの人がたばこの煙を吸い込むことで、たばこを吸わない人の健康にも重大な影響を与えることがあります。
喫煙者自身が吸い込む煙よりも、周りの煙の方が有害物質が多く含まれていることもわかっています。
これを「受動喫煙」といい、これに長期間さらされることで、がんをはじめとした多くの健康リスクを引き起こす可能性があるのです。

インプラントを長持ちさせたい……「宝塚いしもと歯科」までご相談ください

インプラント治療を成功させ、長持ちさせるためには、「禁煙」が大きな鍵を握っています。
たばこはインプラントの定着や治療後の回復に悪影響を与えるため、治療前後の禁煙が強く推奨されています
たばこがお口に与えるリスクを知り、インプラントを長く保つためにも禁煙に取り組むことが大切です。

スーパーマーケット「万代 宝塚東洋町店」の1階にある歯医者【宝塚いしもと歯科】では、歯を失っても「しっかり噛める歯」を取り戻せるインプラント治療を行っています。
「お口から全身の健康をつくる」を目標に、質の高い歯科医療を提供していますので、インプラント治療のことなら当院までご相談ください。
インプラントを長持ちさせるためのメンテナンスにも力を入れており、禁煙のご相談にもお応えいたします。

お車でお越しの方は、万代の駐車場をご利用可能です。
阪急バスをご利用の方は、「宝塚市役所前停留所」か「御所前停留所」が最寄りのバス停となっています。


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